新たな「道都・札幌の玄関口」建設がようやく動き出す。2030年度開業予定の北海道新幹線札幌駅のホーム位置は29日、在来線ホームから東側にずらす「修正東側案」に決まった。札幌市などは周辺の街づくりの見直しに着手するが、地下鉄との乗り換え利便性の向上など、課題は山積している。(戸谷明裕、今泉奏) 修正東側案はJR北海道が提案したもの。在来線ホームの東端から約200メートル東に、創成川をまたぐ上下線別々の新幹線ホーム(2階)を設置し、在来線と連絡橋(3階)で結ぶ。連絡橋には在来線の改札口を、高架下(1階)に新幹線専用の改札口をつくり、一帯を「新東口」にする。 この日、高橋はるみ知事や秋元克広札幌市長、JR北の島田修社長ら5者が道庁に集まり、合意した。新幹線の事業費は国や自治体がまかなうのが原則だが、今回は570億円を超える部分(75億円)を、JR北が負担することも確認した。高橋知事は「総合的に判
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