NHKの別の番組の取材班で噴火当時、御嶽山の8合目付近から頂上に向かっていた大黒幹夫ディレクターは「霧がかかっていた山に青空が広がり、急に煙が吹き出してきた。煙に巻き込まれると雷のような音が鳴り始め、周りは真っ暗になった。ヘッドライトを使って、山小屋に避難した。取材班のスタッフの中には死を覚悟した人もいた」と話していました。
NHKの別の番組の取材班で噴火当時、御嶽山の8合目付近から頂上に向かっていた大黒幹夫ディレクターは「霧がかかっていた山に青空が広がり、急に煙が吹き出してきた。煙に巻き込まれると雷のような音が鳴り始め、周りは真っ暗になった。ヘッドライトを使って、山小屋に避難した。取材班のスタッフの中には死を覚悟した人もいた」と話していました。
奈良県明日香村にある「都塚古墳」が、石を階段状に積み上げたピラミッドのような極めて珍しい形をしていた可能性が高いことが地元の教育委員会などの発掘調査で分かりました。 研究者からは、古代の「高句麗」の王族のものとみられる墓に形が似ていることなどから、渡来人と関係が深かった豪族の蘇我稲目が埋葬されたのではないかという説も出て、今後、議論を呼びそうです。 調査が行われたのは、6世紀後半に造られたとみられる「都塚古墳」です。 明日香村の教育委員会と関西大学が、古墳の上の土で覆われている部分を発掘調査した結果、直径10センチから30センチほどの数多くの石を階段状に積み上げた遺構が3か所で見つかりました。 1か所では4段の石組みが、ほかの2か所では低いところのそれぞれ1段が確認されたということです。 また、古墳のすその部分は一辺が40メートル余りのほぼ正方形とみられることも分かり、調査した教育委員会な
現在の気象衛星よりも観測技術やデータの処理能力が大幅に向上する、次世代の気象衛星「ひまわり8号」がことし10月7日に打ち上げられることになりました。 現在、運用されている気象衛星「ひまわり7号」は平成18年に打ち上げられ、平成22年7月から観測を行っていて、気象庁は後継となる「ひまわり8号」のことし秋の打ち上げを目指して、準備を進めてきました。 その結果、ことし10月7日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられることになりました。 新たに打ち上げられる「ひまわり8号」は次世代の気象衛星と位置づけられ、観測技術やデータの処理能力が大幅に向上します。 衛星画像の解像度は500メートル四方と現在の4倍になり、白黒だった画像もカラーで表示できるようになります。 また、現在は30分に1回行っている日本付近や台風の観測も、2分半に1回に増えるなど、予報の精度の向上につながることが期待されるという
総務省は、避難指示や避難勧告などの情報をテレビのデータ放送やインターネットなどを通じて一斉に伝える「公共情報コモンズ」というシステムについて、名称を「災害情報共有システム」、通称「Lアラート」に改め、普及を図っていくことになりました。 「公共情報コモンズ」とは、災害時に市町村が出す避難指示や避難勧告のほか、開設されている避難所などの情報を、報道機関やインターネットのサイト運営会社などに一斉に配信するシステムで、3年前に運用が始まりました。 しかし、導入に当たって自治体の費用負担が大きいうえ、「名称が分かりにくい」という指摘が相次ぎ、現在、このシステムを運用しているのは21の都道府県にとどまっています。 このため総務省は、国民に分かりやすい名称にして全国に普及を図ろうと、今月1日付けで「災害情報共有システム」、通称「Lアラート」に改めました。 システムを導入していない自治体はこれまで、災害に
ことし2月の記録的な大雪で、山梨県内では通常は雪崩が起きにくい樹木が密集した斜面でも雪崩が起きていたことが専門家の調査で分かり、専門家は、太平洋側に降る雪は結晶の形に崩れやすい特性があるため雪崩が多発したと分析しています。 ことし2月の記録的な大雪を受け、日本雪工学会と日本雪氷学会のチームは被害について現地調査を行いました。 その結果、山梨県内では、通常は雪崩が起きにくい、樹木が密集した斜面を含めて100か所以上で雪崩が起きていたことが分かりました。 さらに、今回のように南岸を通る低気圧に伴って太平洋側に降る雪は、日本海側の雪とは異なり、結晶の形が六角形ではなく、柱の形状などが多く、結晶どうしで結び付く力が弱く、崩れやすい特性があることも分かりました。 実験の結果、太平洋側の雪は日本海側の雪に比べ、半分ほどの斜面の角度で崩れたということです。太平洋側に降る雪の量は通常少なく、雪崩の被害はこ
世界の野生生物の専門家などで作るIUCN=国際自然保護連合は12日、ニホンウナギについて、近い将来、絶滅する危険性が高いとして絶滅危惧種に指定し、レッドリストに掲載しました。 これにより今後、ニホンウナギの保護を求める国際的な世論が高まることも予想されます。 スイスに本部があるIUCNでは、専門家のグループが、世界のさまざまな野生生物について絶滅のリスクなどを評価し、「すでに絶滅」から「情報不足」までの8段階に分類したレッドリストを毎年数回、改定し発表してきました。 生息数が激減しているニホンウナギについても、去年7月から検討を進めてきましたが、12日発表されたレッドリストの最新版では、ニホンウナギは絶滅のリスクが上から4番目に当たる「近い将来、野生での絶滅の危険性が高い」絶滅危惧種として分類されました。 ニホンウナギが絶滅危惧種として指定された理由として、IUCNでは、生息地の減少や水質
プライバシーに配慮しながらビッグデータの活用を進めていくためのルールを盛り込んだ「個人情報保護法」の改正を目指している政府の検討会は、「個人が特定されないようにデータを加工した場合は本人の同意を得なくても第三者に提供できる」などとした大綱の原案をまとめました。 商品の購入履歴や位置情報などのビッグデータは、新たな産業の創出につながると期待される一方、ほかの情報と組み合わせることで個人が特定されるおそれもあり、企業が活用に慎重になっています。 このため政府の検討会は、プライバシーに配慮しながら活用を進めるためのルールを盛り込んだ個人情報保護法の改正に向け検討してきました。 まず、今の「個人情報保護法」では、企業などが集めたデータをさらに別の企業など第三者に提供する場合、本人の同意を得ることが義務づけられていますが、大綱の原案では、企業の負担などを考慮して「個人が特定されないようデータを加工し
43人が犠牲になった長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流から23年となる3日、当時、消防団の人たちが活動の拠点としていた長崎県島原市の施設の跡地では、大火砕流が起きた時間に合わせて遺族たちが集まり、犠牲者に黙とうをささげました。 23年前の平成3年6月3日に起きた雲仙・普賢岳の大火砕流で、島原市にあった「北上木場農業研修所」は、火山活動の撮影ポイントにいた報道関係者のために警戒に当たっていた人たちの活動の拠点となっており、消防団員や警察官などが大火砕流に飲み込まれて犠牲になりました。 3日は大火砕流が発生した午後4時8分に島原市内全域でサイレンと鐘が鳴らされ、研修所の跡地に集まった遺族などおよそ80人が普賢岳のほうを向いて黙とうしました。 消防団員だった兄を亡くした伊賀光生さんは、「この時期になると、ふるさとや兄を亡くしたことを思い出し、さみしい気持ちになります。犠牲者を出さないように、災害のこ
群馬県の草津白根山について、火山噴火予知連絡会は「火山活動が活発化しており、今後、小規模な噴火が発生する可能性がある」という検討結果をまとめました。 気象庁は噴火警戒レベルを平常の「レベル1」から火口周辺規制の「レベル2」に引き上げて、火口から1キロ程度の範囲に立ち入らないよう呼びかけています。 火山噴火予知連絡会は、群馬県の北西部にある草津白根山の火山活動について、3日、気象庁で開いた定例の会合で最新の観測データを検討しました。 それによりますと、ことし3月上旬から、山の直下を震源とする火山性の地震が増えているほか、地殻変動のデータでは山頂付近が僅かに膨張する変化がみられるということです。 また、先月以降、火口直下の温度の上昇を示すと考えられる観測データの変化もみられるということです。 このため火山噴火予知連絡会は、「火山活動は活発化しており、小規模な噴火が発生する可能性がある。火口から
インターネットバンキングでの不正送金事件などで世界的な被害をもたらしているコンピューターウイルスについて、アメリカのFBI=連邦捜査局などが調べたところ、日本国内でも最大で20万台程度のパソコンが感染している疑いがあることが分かりました。 警察庁は感染したパソコンの特定を急ぎ、被害の確認や対策を進める方針です。 問題のウイルスは、「GameOverZeus」と呼ばれるもので、インターネットバンキングでの不正送金事件や、パソコン上のファイルを暗号化して開けなくし暗号の解除と引き換えに現金を振り込ませる手口の事件などで広く悪用されているのが確認されています。 このウイルスをアメリカのFBI=連邦捜査局などが調べたところ、このうちインターネットバンキングを巡る不正送金事件では、全世界で50万台から100万台のパソコンが感染し、日本国内でも最大で20万台程度が感染している疑いがあることが分かりまし
大阪と札幌の間をほぼ丸一日かけて結び、日本一長い距離を走る寝台特急「トワイライトエクスプレス」が車両の老朽化などのため、来年春で姿を消すことになりました。 JR西日本など3社が運行する「トワイライトエクスプレス」は、大阪と札幌の間のおよそ1500キロを日本海側を通って22時間から23時間ほどかけて結び、寝台特急としては日本一長い距離を走ります。 平成元年から運行が始まった「トワイライトエクスプレス」は、最上級の個室「スイート」に代表される優雅な雰囲気の客室や、大きな窓から展望を楽しめるサロンカー、それにフランス料理のフルコースが提供される食堂車などが人気を集め、部屋のタイプによっては、最も予約の取りにくい列車の一つとされてきました。 しかし、運行開始から20年以上が経過し、車両の老朽化が進んでいることなどから、JR西日本などは来年の春に廃止する方針を固めました。 これによって大阪を始発・終
長野県では大雪の影響で、長野県と群馬県の境の碓氷峠を通る国道18号線などで、14日の夜から少なくとも800台から900台が動けない状況が続いています。 国土交通省長野国道事務所によりますと、長野県と群馬県を結ぶ国道18号線では、大雪のため、県境の碓氷峠周辺で400台から500台が15日未明から動けない状況が続いています。 軽井沢町ではトラックや観光バスなどが立往生していて、車の周りや上に積もった雪を下ろしながら車が動くのを待っている人の姿が見られました。 消防によりますと、16日午前1時ごろ、立往生している車に乗っていた46歳の男性が首の痛みを訴えて、近くの病院に運ばれたということです。 国道事務所では除雪車を出して作業を急ぐとともに、立往生している人たちに非常食や水、ガソリンなどを配っているということです。 また、長野県と山梨県を結ぶ国道20号線でも茅野市から富士見町までの間で通行止めに
記録的な大雪の影響で都内のスーパーでは通行止めや渋滞が相次いでいることから生鮮食料品が届かないなどの影響が出ています。 このうち東京・渋谷区の「西原商店街」にあるスーパーでは、店頭に並ぶ肉や刺身などの生鮮食料品がふだんより少ない状態となっています。 このスーパーは東京・江戸川区にある配送センターから、生鮮食料品を仕入れていますが、雪の影響で道路の通行止めや渋滞が相次いでいるため、9日は生鮮食料品の一部が届かなかったということです。 また、この店では車で食料品を配達するサービスも取り入れていますが、9日朝は店長が近所を歩いて商品を届けたということです。 店長の星野隆夫さんは「天気のことなのでどうしようもないですが、商品がそろわずお客さんには申し訳ない気持ちです」と話していました。 物流にも影響 雪の影響で首都圏の物流にも影響が出ています。 このうち大手宅配会社のヤマト運輸では道路の渋滞や航空
角川書店などを運営する大手出版社「KADOKAWA」のホームページが、今月上旬、何者かによって改ざんされていたことが分かりました。 閲覧した人のパソコンは、ネットバンキングのパスワードを盗み取るウイルスに感染したおそれがあります。 改ざんされたのは、出版物の案内などを行う「KADOKAWA」のサイトのトップページです。 会社側の説明によりますと、このページは、今月7日午前1時前、何者かによって改ざんされ、ページを閲覧した人のパソコンが、ネットバンキングのIDやパスワードなどを盗み取るウイルスに感染するよう、仕組まれていたということです。 このページは、会社側が対策を済ませた8日午後1時すぎまで1日半にわたって外部に公開され、その間に、およそ1万回のアクセスがあったということです。 ウイルスには、閲覧した人のソフトが最新のものでないと、感染するようになっていたということですが、KADOKAW
中国最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」が提供する日本語の入力ソフトが、パソコンに打ち込まれたほぼすべての情報を、利用者に無断で外部に送信していたことが分かりました。 セキュリティー会社は、機密情報が漏えいするおそれもあるとして、利用には注意が必要だと指摘しています。 アメリカのグーグルに次いで世界2位の検索サイト、中国の「百度」は、4年前から「Baidu IME(バイドゥ・アイエムイー)」という日本語の入力ソフトを無償で提供していて、おととしまでに180万回ダウンロードされるなど、利用が広がっています。 このソフトは、初期設定ではパソコンの情報を外部に送信しないと表示していますが、セキュリティー会社のネットエージェントなどが分析したところ、実際には国内にある百度のサーバーに情報を送信していることが分かりました。送っている内容は、利用者がパソコンで打ち込んだほぼすべての情報と、パソコン固
新車の販売が伸び悩むなか、自動車メーカーの間では、生産にかかるコストを抑えて、新たな機能をつけたり、思い切った値下げをしたりするため、複数の車種で同じ部品を使う「部品共通化」の動きが広がっています。 このうち日産自動車は、提携先のフランスのルノーと進めている部品共通化を取り入れた、国内で初めてのSUV=多目的スポーツ車を発表しました。 日産ではエンジン周辺や座席部分など、ブロックごとに共通化された部品を用いており、その組み合わせで複数の車種を作り分けるということです。 こうした取り組みで今回のSUVは、これまでより20%以上生産コストを削減したということで、自動で駐車できる新たな機能をつけても、価格はこれまでとほぼ同じです。 また、ホンダも、小型車とSUV、さらに来年発売するセダンで、およそ半分の部品を共通化する計画で、コストを下げた分、ブレーキの新機能などを搭載するとしています。 「部品
22日の北海道は、強い寒気の影響で、各地でこの冬初めて最低気温が氷点下20度を下回りました。 日本海側では断続的に雪が降り、新千歳空港などを発着する空の便に欠航や遅れが出ています。 札幌管区気象台によりますと、北海道は強い寒気の影響でオホーツク海側の枝幸町歌登で氷点下20度7分の最低気温を観測するなど、北部の各地でこの冬初めて氷点下20度を下回る厳しい冷え込みとなりました。 また、日本海側を中心に断続的に雪が降り、札幌市では午後6時までの12時間に15センチの雪が降りました。 新千歳空港事務所によりますと、この雪の影響で、新千歳空港と羽田空港や大阪空港など本州の各地を結ぶ便に欠航や遅れが出ています。 午後6時現在、欠航もしくは欠航を決めたのは、▽全日空が37便、▽日本航空が26便、▽エア・ドゥが14便、▽スカイマークが10便、▽ジェットスター・ジャパンが7便、▽ピーチ・アビエーションが2便
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