ライブレボリューションの会社説明会。スライドで「完全禁煙」を強調する=東京都港区 たばこに対する目線が厳しくなる中、「喫煙者不採用」を掲げる企業が増え始めている。「社員の健康維持にマイナス」「業務効率が下がる」などが理由で、全社禁煙の動きとも呼応しているようだ。就活でも不利とあっては、喫煙者はますます肩身が狭くなる?(千葉雄高) ◇ 「喫煙者お断り」の文字と、たばこに斜線が引かれた画像が映し出された。昨年12月下旬、東京都港区のモバイル広告会社、ライブレボリューション(社員約50人)の説明会。約70人の学生を前に、担当者が「今は吸っていても構いません。ただ、入社したら吸えません」と話した。 同社は2005年から全面禁煙に。喫煙で席を外す社員に電話が入るたび、非喫煙者がわざわざ呼びに行く姿に、増永寛之社長(36)が「これは違う」と感じた。翌年から採用条件に非喫煙者を加えた増永社