野球殿堂入りを決める野球体育博物館の競技者、特別表彰両委員会は14日、競技者表彰のプレーヤー部門で中日監督の落合博満氏(57)、エキスパート部門で元南海の皆川睦雄氏(享年69)の殿堂入りを発表した。特別表彰は1993年以来、18年ぶりに「該当者なし」となった。 ロッテ、巨人などで活躍した落合氏は「神主打法」と呼ばれる独特の打撃フォームで3度の三冠王を獲得するなど球界屈指の強打者として活躍。セ、パ両リーグで通算510本塁打をマークした。現在務める中日の監督ではリーグ優勝3回、2007年には日本ハムとの日本シリーズを制し日本一を達成している。 皆川氏は1954年、南海へ入団。右の横手投げ投手として活躍し、68年には31勝をマークするなど通算221勝を挙げ、同期入団の野村克也氏とともに南海の黄金期を支えた。現役引退後は巨人、近鉄などで投手コーチを歴任。2005年に69歳で死去した。 競技者表彰は