この本の概要 開発が大規模化・長期化するほど,コードを「読む」コストは増大していきます。そのため「読みやすさ」の向上は,生産性を改善し,プロダクトの成長限界を引き上げる重要な手段と言えるでしょう。 本書は,読みやすさの本質を学び,実践するための考え方をマスターできる一冊です。体系的な理解を実現するため,あらゆる角度から,豊富な例を交えて解説しています。表面的なテクニックではなく,いま目の前にあるコードに最適な改良方法を選び取る力が身に付きます。 こんな方におすすめ プログラミングの基本を学び終え,さらにステップアップしたい方 1か月以上かかる長期の開発に携わる方 コーディングのルールをどう適用するか知りたい方 はじめに 第1章 可読性の高いコードを書くために 1-1 生産性への恩恵 1-1-1 開発の規模と生産性の関係 1-1-2 可読性を高めるための環境と評価体制 1-2 可読性の高いコ
Docker Desktop 4.12登場。ターミナル機能の統合、containerdによるイメージ管理、Dockerボリュームのバックアップなど新機能 WindowsやMacなどのローカル環境に簡単にDockerコンテナを用いた開発環境を導入できるソフトウェア「Docker Desktop」の最新版「Docker Desktop 4.12」がリリースされました。 主な新機能の1つ目はターミナル機能の統合です。自動的にそのOSのユーザーのデフォルト設定を読み取って、設定されているターミナルをDocker Desktop内で起動します。ユーザーはDocker Desktopを離れることなく使い慣れたターミナルからコマンドラインでの操作が可能になります。 2つ目はDockerイメージの管理にcontainerdが使われるようになることです。まだ実験的実装の段階ですが、Dockerイメージの保存
翻訳を担当した書籍『ソフトウェアアーキテクチャの基礎――エンジニアリングに基づく体系的アプローチ』(オライリー・ジャパン)が3月8日に発売されます。本書は、2020年1月に出版されたMark Richards, Neal Ford著『Fundamentals of Software Architecture』(O'Reilly Media)を全訳したものです。 www.oreilly.co.jp ソフトウェアアーキテクチャとは、ソフトウェアシステムの成功に欠かせない重要な土台です。そのためソフトウェア開発者には、効果的なアーキテクチャを実現するスキルが求められます。本書は、そうした効果的なアーキテクチャを設計、構築、維持するアーキテクトになるために必要なスキルや知識を、現代的な視点から整理して包括的に解説する書籍です。 ソフトウェアアーキテクチャの定義から、アーキテクトの役割、モジュールや
ソフトウェアアーキテクチャとは、ソフトウェアシステムの成功に欠かせない重要な土台です。そのためソフトウェア開発者には、効果的なアーキテクチャを実現するスキルが求められます。本書は、そうした効果的なアーキテクチャを設計、構築、維持するアーキテクトになるために必要なスキルや知識を、現代的な視点から整理して包括的に解説する書籍です。 ソフトウェアアーキテクチャの定義から、アーキテクトの役割、モジュールや結合、アーキテクチャスタイルといったアーキテクチャ設計の基礎、チームやステークホルダーと効果的にコラボレーションしていくために必要なソフトスキルまで、さまざまなトピックについて実践的な例とともに説明します。 正誤表 ここで紹介する正誤表には、書籍発行後に気づいた誤植や更新された情報を掲載しています。以下のリストに記載の年月は、正誤表を作成し、増刷書籍を印刷した月です。お手持ちの書籍では、すでに修正
前回の転職エントリから3.5ヶ月、すなわちトヨタに入社してから3.5ヶ月が経ちました。 3.5ヶ月間とても気持ちよく働けたので、振り返り記事を書いていきます。座右の銘は「後ろを振り返らない」だったのに、歳を取ると振り返りがちになるんでしょうか。 インターネットの向こうの皆様にもぜひ弊社に興味を持っていただきたいので、弊社の良いなと思うところを書きます。嘘で興味持ってもらっても誰も得しないので、嫌だなと思うところもちゃんと書きます。 目次 前提: 所属とか経歴とか よかったこと1: 機会がめちゃ多い よかったこと2: 分散データ処理屋にとっては最高の戦場では? よかったこと3: 伸び伸び研究開発させてもらえる よかったこと4: 偉い人はすごい びっくりしたこと1: 同じ会社に知らない部署がすごいある びっくりしたこと2: 組織をまたいだディレクションがすごく緩い チョット嫌なこと1: コミュ
Googleの現役ソフトウェアエンジニアたちが、超大規模ソフトウェアの開発と保守を長期的に支えてきたGoogle社内の多様なベストプラクティスを、文化、プロセス、ツールの側面からこの一冊に凝縮。時間と変化、規模と成長、トレードオフとコストという3つの基本原理に沿って、コードを持続可能にする方法論を紐解きます。「謙虚、尊敬、信頼」、心理的安全性、ダイバーシティとインクルージョンなど公正を重んじる文化から、コードレビューやテスト構成法など人間の行動を規定するプロセス、継続的インテグレーションや大規模変更システムなど変化への対応を支援する自動化ツールの基盤技術まで、Googleが試行錯誤を経て獲得した教訓を余すところなく紹介しています。経済学、心理学、マネジメント論などを背景にした人間への深い洞察をふまえ、データ駆動かつトレードオフから導かれる、定量的かつ定性的な決定プロセスも解説。Google
異なる種類のロボットが動き回る時代が来る さまざまな自律移動ロボットが1つの場所で動き回る状況が徐々に、だが確実にやってこようとしている。現状では工場や物流倉庫でも、実証実験の類を除けば、1つの場所では同じメーカーの同じロボットだけを動かしていることが多い。物流ロボットが最もわかりやすい例だ。1台1台がしている動きは単純でも、多数のロボットを組み合わせて活用することで、大きな効果をもたらすことができる。 複数台のロボットの動きは上位システムで管理されている。上位システムはそれぞれのロボットの位置を地図上で把握し、経路を誘導し、最適制御する。ただ、複数のロボットを最適にバランスよく動かす、すなわち、限られた移動可能範囲のなかで移動経路の合計を最小(つまり最短距離・最速で動く)にしつつ、回避行動や急加速・急減速などが必要ない移動経路計画を実現し、担っている業務全体のスループットを最大限に上げて
ソフトウェア開発の現場で用いられている「アジャイル」の考え方や手法が、組織運営などのビジネス現場でも注目されています。 これから「アジャイル」や「スクラム」を導入しようと考えている方、もっとうまく活用したいと考えている方におすすめの書籍を紹介します。 『アジャイル開発とスクラム 第2版』著者 平鍋健児氏からのメッセージ 日本でアジャイル、スクラムの導入が進んでいる2021年、みなさんの現場は元気ですか? アジャイルをやれば、スクラムをやればうまくいく、なんてことはまったくなく、日々自分たちの現場で起こるのは、一つ一つが個別具体の問題であり、「あなた」が自分で考えていかないといけない、という宿命が白日に晒されたのです。この宿命に最初に気づいたとき、「聞いてたのと違う」と思うかもしれません。そこが最初の起点になり、みんな道を歩むのです。 このラインナップは、その道々での問題を解決していくための
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