連載673回でも触れたが、インテルはようやく初のEUV(極端紫外線)露光を採用したIntel 4プロセスの詳細を、6月に開催されたVLSIシンポジウムで発表した。 まだ開催されてから時間が経っていないこともあって、IEEEのサイトには論文が掲載されていないが、今月中には公開されると思われる。今回は論文の方ではなく、実際に講演した際の資料をベースに、これを説明していく。 22年間で10ノードを開発した インテルプロセスの歴史 まず簡単におさらい。下の画像がここ20年ほどのインテルのプロセス一覧である。2000年から2022年の22年間で10ノードなので、ノードあたり2.2年ほどという見方もできるが、10nm/10nm SuperFin/Intel 7が事実上同じノードと考えると実質8ノード、ノードあたり3年弱となる。22nmまでは2年おきに刷新されていたわけで、14nm以降が11年かけて4ノ
米Intelのパット・ゲルシンガーCEOは5月31日(台湾時間)、オンラインで開催の「Computex Taipei」の基調講演で、「半導体不足はあと2年は続く可能性がある」と語った。 同氏は、新型コロナウイルスのパンデミックが業界に「爆発的な成長サイクル」をもたらしたことでサプライチェーンに負担がかかっており、「業界全体で措置を講じてはいるが、エコシステムが回復するにはまだ数年かかる可能性がある。ファウンドリの生産能力や部品不足に対処する必要がある」と語った。 同氏はまた、この半導体不足で業界の成長が抑制されているので、「世界経済に燃料補給する必要がある」と語った。 ゲルシンガー氏は3月、新たな戦略「IDM(Integrated Device Manufacturing) 2.0」を打ち出し、米アリゾナ州チャンドラーに2つの新たな半導体工場を建設するために200億ドル(約2兆1726億円
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く