フライフィッシング(西洋式毛ばり釣り)とは? 欧米ではとても歴史のある釣りで、古くは15世紀頃から記述が見られ、19世紀にはほぼ現在の形に近いものになったと言われています。イギリスなどでは私有地での貴族の遊びという側面が強かった時代もありますが、現在では世界中で老若男女を問わず広く愛好されています。 釣り方の起源は、川面を流れるカゲロウなどの水棲昆虫を捕食する魚の食性を利用したもので、それらの虫に見せかけた毛ばり(=フライ)を流し、魚を釣るというものです。フライは、羽の生えた水棲昆虫の成虫をはじめ、川底にいる幼虫や小魚を模したものまで、鳥の羽や鹿の毛などを用いた様々なパターンが世界中で開拓されていきました。 現在では、シーバス(スズキ)やシイラ、しいてはカジキなどの海の大型魚までもがフライフィッシングの対象魚になっています。 そのためフライは、水棲昆虫だけではなく、エビや小魚を模したものも