20代の4割弱が25万円未満の金融資産しかない−。20代の若者のライフプラン(生涯設計)に関する日本ファイナンシャル・プランナーズ(FP)協会の調査から、そんな実態が明らかになった。不安に思うことについては、「日常の家計管理」や「職の確保」といった回答が目立つなど、将来よりも当面の問題に目が向いているようだ。 同協会が調査機関を通じて、今年2月に、全国の20代の男女3756人(独身2872人、既婚884人)を対象に、インターネットで調査を行った。 預金や株式など現在保有する金融資産について、「25万円未満」が約19%で最も多く、「なし」が約18%と続き、両者で全体の4割弱を占めた。既婚・未婚の別でみると、100万円以上の資産の保有者は既婚が約53%、独身が約35%で、既婚者の方がまとまった資産を保有する傾向がうかがえた。 ライフプランに沿った生活をする上での不安や困っていること