片頭痛、慢性疲労、肩こりなど、原因がはっきりしない体の不調を抱える女性が多くいる。実はそれらの不調の原因として、遅延型の食品アレルギーが注目され始めているのをご存知だろうか。銀座・上符メディカルクリニック院長の上符正志先生はこう言う。 「遅延型フードアレルギーは、食べているものが体にとって過剰摂取になってしまい腸管(小腸)に詰まる。それが体にとってよくない反応を起こします。その人の体にとって特定の物質が腸管での消化能力を超えているのに、食べ続けることによって、アレルギーを起こします」 食物アレルギーには2タイプあり、エビ、カニ、そばなどによく見られる、食べて数秒〜数分でじんましんやかゆみなどの症状が現れるのが即時型フードアレルギー。それに対して食後3〜24時間くらいで症状が出るものが、遅延型フードアレルギーだ。気付かずに食べ続けてしまう人も少なくない。 「腸管の慢性的なアレルギーなの