探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」の地表に作製した人工クレーターに「おむすびころりんクレーター」の愛称をつけたと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が22日、発表した。 おとぎ話の「おむすびころりん」にちなんで名付けた。クレーターに隣接するおにぎりのような形の岩が、クレーター内に転がり落ちそうな様子から考えたという。 はやぶさ2は7月に2回目の着地に成功。クレーターを作製した際に掘り出された地下の物質を採取できたとみられる。今後は東北大などが開発した小型ロボット「ミネルバ2-2」を9月下旬から10月中旬ごろ地表へ投下する見込みだ。 クレーターの周辺にある2つの岩についても、チームの故人にちなんで「イイジマ岩」「オカモト岩」と名付けた。 JAXA元助教の飯島祐一さんは、クレーター作製前に分離した観測用カメラの開発に尽力したが、平成24年に死去。元研究員の岡本千里さんは物質採取装置開発の中