鉄道、アイドル…“オタク”をアピールする政治家たち 漫画、鉄道、アイドル…。最近、党首級の有力政治家が自分の趣味やオタク的な嗜好を積極的に語り始めている。政治力だけでなく個性を含めた「党首力」が国政選挙の勝敗を左右するようになったことが背景にあるようだ。 「ぼくも、浮浪雲のように生きられればなぁと思うよ」。民主党の小沢一郎代表は6月、雑誌連載中の人気漫画「浮浪雲」約800作品の中から選んだ10作品に、こんな感想を添えた「選・小沢一郎 あちきの浮浪雲」(小学館)を出版した。 幕末、品川宿の問屋場の頭でいながら自由な生き方を貫く主人公にあこがれ長年愛読している。女言葉を使う一見軟弱な主人公と剛腕でならす小沢氏との好対照が受けている。 漫画好きでは外相時代に「国際漫画賞」を創設した自民党の麻生太郎前幹事長も有名。一昨年の総裁選の際にはアニメをはじめとするオタクの聖地・秋葉原で演説も