精神科医の斎藤環がツイッターに書いた以下の文章に、作家の津原泰水が異議を唱え、ちょっとした物議を醸している。 まとめtogetterへのリンク はてなブックマークへのリンク あまり指摘がないけれど「この世界の片隅に」は「失認」の映画だ。すずさんは周作さんの顔を忘れてしまうかもしれない。周作さんはほくろがないとすずさんが見つけられない。刈谷さんは息子の姿がわからない。被爆後の広島ではそこらじゅうで人間違いが起こる。 — 斎藤環 (@pentaxxx) 2016年12月5日 そこは「出遭えた奇跡」が起こらない世界。だから周作は「運命」と言うかわりに「最良の選択」などと言う。本作に通底する「可能世界」モチーフと、この「失認」はつながっている。「運命」の物語ではないからこそ、これほど心に食い込んでくる。 — 斎藤環 (@pentaxxx) 2016年12月5日 この文章において、黒焦げ死体を識別で