少子高齢化が急速に進む日本で今、深刻化しているシニアの健康問題。この課題をIoTで解決しようとしているのが富山市だ。富山の“歩きたくなる街作り”にITはどう貢献しているのか。 少子高齢化が急速に進む日本で今、深刻化しているのがシニアの健康問題だ。世界でもトップレベルの平均寿命を誇る日本だが、自立した生活が可能な「健康寿命」となると、平均寿命を10歳も下回っているのが現状。政府もこの状況を問題視しており、健康寿命を延ばすためのさまざまな取り組みを行っている。 こうした中、元気な高齢者も足腰が弱ってきた高齢者も、もっと街に出かけて散歩や交流を楽しみながら健康寿命を延ばそう、と取り組む都市がある。豊かな自然に囲まれた北陸の地方都市、富山市だ。 富山市では、ともすれば家に引きこもりがちな高齢者が、“街に行ってみよう”と思うような施策を次々と打ち出している。「孫と一緒に観光施設を訪れると入園料無料」
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