スピード違反による交通事故を防ごうと、警察庁は、住宅街にある道幅の狭い通学路や生活道路でもスピード違反の取締りを行うことができる、小型の自動取締り機の運用を、埼玉県と岐阜県で25日から始めました。 これまでのスピード違反の自動取締り機は、大型のため、高速道路や幹線道路に固定して設置するしかなく、住宅街にある道幅の狭い通学路や生活道路での取締りは難しいと指摘されていました。 このため、警察庁はおととし、従来よりも小型のものを埼玉県の生活道路や通学路で試験的に導入したところ、スピードを抑える効果が認められたとして、25日から埼玉県と岐阜県で運用を始めました。 新たに導入された取締り機は、速度の測定装置や三脚の部分が分解できて持ち運びができるものや、小型で固定式のものなど3種類です。 警察庁は、2つの県で取締りに活用して、効果的な運用の方法などについて検証したうえで、全国的な導入を進めていくこと