偽検察庁HPに誘導=特殊詐欺で新手口-警視庁 偽サイトへの注意を喚起する検察庁のホームページ 警視庁は20日、東京地検の偽ホームページ(HP)に誘導し、現金を振り込ませる詐欺被害が発生したと明らかにした。1月下旬以降、都内で4件、計約390万円の被害が発生しているといい、同庁は新しい特殊詐欺の手口として、注意を呼び掛けている。 同庁犯罪抑止対策本部によると、警察官や検察官をかたって携帯電話に直接連絡があり、「あなたの口座が詐欺に使われており、被害者が告訴したいと言っている」と説明し、事件内容を確認するため東京地検のHPを見るよう指示。指定のURLを打ち込むと、地検の本物のHP画面をコピーした偽ページが立ち上がり、事件の参考人として自分の名前が表示される。 その後、「無実になるまで協力して」「口座を凍結したくなければ、預金を一時的に別の口座に預けて」などと要求し、現金を振り込ませるという。