北海道清水町にあるJRの無人駅「羽帯駅」が、17日のダイヤ改正に伴って60年の歴史に幕を閉じることになり、地元の人たちが参加して、さよならイベントが開かれました。 駅員はおらず、最近は統計上の利用者が1日当たり1人未満にまで減り、JR北海道は17日のダイヤ改正で廃止することを決めました。 16日は町の観光協会がさよならイベントを開き、地元の人たちや鉄道ファンなど、およそ100人が集まりました。 駅では乗降証明書が配られ、参加した人たちがホームに並んで、午後4時台に発着する上りと下りの2本の列車に手を振って別れを惜しみました。 地元の60代の女性は「高校生の時に通学で毎日利用していました。駅が無くなるのはとても寂しいです」と話していました。 旧国鉄時代の駅長の制服を着て参加した地元の男性は「無人駅ですが、最後の日は駅員がいたほうがいいと思って制服を着て来ました」と話し、駅の廃止を惜しんでいま