三井住友フィナンシャルグループのSMBC信託銀行とSMBC日興証券は8日、社外のクラウドシステムに保管していた顧客情報の一部が漏えいした可能性があると発表しました。 両社によりますと、昨年末に不正アクセスがあり、SMBC信託銀行で最大101人分の氏名や住所、電話番号などが閲覧されたほか、SMBC日興証券で最大50人分の氏名やメールアドレスが漏えいした可能性があるということです。それぞれ、顧客から被害の申告はなく、不正利用は確認できていないとしていますが、被害の可能性がある顧客は最大で11万人余りにのぼります。 原因は両社が使用している顧客情報などの管理サービス「セールスフォース」で、アクセス権限の設定に不備があったためとしています。 セールスフォースをめぐっては、楽天やイオンといった大企業や全国の自治体で同様の不正アクセスが相次いでいて、政府は注意喚起を行っています。