6月21日、兵庫県尼崎市で全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリーが一時“所在不明”になった問題。USBを紛失した40代男性Aさんは、市が作業を委託した大手情報システム企業「BIPROGY(旧・日本ユニシス)」が再委託した企業「アイフロント」が再々委託した“ひ孫請け”企業の社員だった。これに対し、尼崎市は「(BIPROGYが)再委託、再々委託に出していたことは把握していない」と“激怒”。稲村和美市長が「契約違反があった。様々な観点から損害賠償請求を検討する」と発言する事態に発展した。
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6月17日、早稲田大学政治経済学術院所属の教員がアカデミックハラスメントをしたとして、停職6カ月の懲戒処分になっていたことが報じられた。当該教員は大学を退職したという。 「改めて大学全体での教員研修を行う」とした早稲田大学。このハラスメントは「週刊文春」に寄せられた告発によって明らかになっていた。名門大学で一体何が起きていたのか。当時の記事を公開する。(初出:「週刊文春」 2022年4月7日号 年齢・肩書き等は公開時のまま) ◆◆◆ 「自殺予防という社会的弱者の救済を研究テーマとする大学教員が、欺瞞的な態度をとり続けていることに怒りを覚えます。早稲田大学は彼女のハラスメントをなぜ隠蔽するのか。不信感と悔しさで一杯です」 こう吐露するのは、早大院博士課程に在籍する男子学生Aさん(25)だ。 Aさんは2014年に早大政経学部に入学。そこで出会ったのが指導教官のB准教授だった。 「米国の名門大で
9月に発足予定のデジタル庁。その舵取りを担うのが、担当大臣の平井氏だ。そうした中、4月7日に内閣官房IT総合戦略室でデジタル庁設置に関するオンライン会議が行われた。平井氏のほか、同室の向井治紀室長代理ら幹部2人が同席し、数十人の関係者がオンラインで視聴していたという。 会議の模様を収録した音声データには、以下のようなやり取りが記録されている。 平井「デジタル庁の入退室管理と、アクセスのね。それはさ、もう新しいシステムを実験的に入れてくれてもいい。松尾先生に言って一緒にやっちゃってもいいよ」 幹部「あっ」 平井「彼が抱えているベンチャー。ベンチャーでもないな、ACES(エーシーズ)。そこの顔認証、はっきり言ってNECより全然いい部分がある。だから聞いて。もうどこから撮ったっていけるし、速い。アルゴリズムがとっても優秀」 平井氏が絶賛するACES(同社のHPより) そして、この直後に朝日新聞が
国民民主党の山尾志桜里衆院議員(46)が、国会議員に付与される「特殊乗車券」、いわゆる議員パスの不適切使用を重ねていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律に基づき、全ての国会議員に付与されている議員パス。一般的に、選挙区内の移動や公務出張の際には、新幹線、特急、指定を含むJR全線を無料で利用できる。 山尾氏が議員パスを不適切に使用していたのは、4月3日土曜日のこと。山尾氏はこの日、午後2時半頃に三鷹駅の有人改札から議員パスで入場し、吉祥寺駅を議員パスで出場。駅ビルのマッサージ店で1時間ほどの施術を受けると、再び議員パスを使って入場し、中央線から山手線に乗り換え、恵比寿駅で出場した。駅ビルで総菜を買い、近くのラーメン屋で小腹を満たすと、酒屋に立ち寄った山尾氏。その後、タクシーに乗って向かったのは、かつて不倫が「週刊文春」に報じられた倉持麟太郎弁護
もともと東京五輪・パラリンピックの開閉会式の演出は、能楽師の野村萬斎氏を総合統括とし、佐々木氏や映画監督の山崎貴氏ら8人の演出企画チームが担う予定だった。ところが、大会組織委員会は昨年12月23日、大会運営の見直しに伴って演出チームを解散し、佐々木氏を新たな総合統括に起用することを発表している。 その佐々木氏は昨年3月5日、五輪開会式の演出を担うメンバーのグループLINEに以下のようなメッセージを送っていた。 ◎=渡辺直美 への変身部分。 どう可愛く見せるか。 オリンピッグ● 歴史を振り返るというより、過去 大会ハイライトシーンを、 どうワクワクする様に見せるか。 (註・◎=ブタの絵文字、●=ブタ鼻の絵文字) 渡辺をブタに見立てたLINE ブヒー ブヒー/(宇宙人家族がふりかえると、宇宙人家族が飼っている、ブタ=オリンピッグが、オリの中で興奮している。) 空から降り立つ、オリンピッグ=渡辺
味噌汁をごはんにかけて食べるのは、ありですか? なしですか? と、唐突に質問から始めてしまったが、答えは大きく割れるのではないだろうか。 私事ながら、年末に「スープかけごはん」の本を出版した。要するに、汁を飯にかけて食べる、という提案である。きっかけは、編集者の息子が、保育園での食事どき、家でやっているように味噌汁をごはんにかけて食べていたら「お行儀が悪いからやめようね」と言われたという小さな出来事だった。 「有賀さん、でも、汁かけごはんだと忙しいときにお皿1つで済んで楽だし、喉を通りやすいせいか子供たちも良く食べるし、肉も野菜も一緒にとれるし、忙しい現代の食生活にはぴったりだと思うんですよ!」 子供の話からスープかけごはんの企画を思いついたという編集者は、池袋の喫茶店で私に力説した。 ごはんやパン、パスタ、豆などの炭水化物をスープに入れて一皿で一食にするという食事は、世界中に見られるもの
50キロ以上の超過は本来、一発免停で、6カ月以下の懲役又は10万円以下の罰金となる。ところが、警護についていた広島県警の後続車両は、140キロで走る河井氏の車を追いかけつつ、事務所に注意を促す電話を入れたのみで、違反を検挙しなかったというのだ。 その決定的な証拠を「週刊文春」は新たに入手した。克行氏と事務所スタッフらとのLINE上のやり取りだ。そこには、10月5日の12時に〈県警より、「現在140キロで飛ばされていますが、このようなことをされたら、こちらとしてはかばいきれません。時間に余裕を持って、時間割を組んでください」とお電話がありました〉と記されていた。 河井氏と事務所スタッフたちのLINE画面 広島県警に聞くと、「個別の事案については回答を差し控えます。ただ、一般論として警護対象者が乗っている車が一時的に法定速度を上回る速度超過が疑われるような事があった場合は、秘書等を通じて是正を
9月8日夕、東京・帝国ホテルで開かれた国際会議。「乾杯!」と右手で小さなグラスを掲げ、笑顔で祝杯を交わすスーツ姿の二人の男性。ツイッターにアップされた一枚の写真には、森田健作千葉県知事(69)と米ウィスコンシン州知事の姿がある。 その数時間後、台風15号が関東地方に上陸、大きな爪痕を残していった――。 ◆◆◆ 社会部記者が語る。 「気象庁は8日午前の緊急記者会見で『今は晴れていても夜には一気に世界が変わって猛烈な風や雨となるおそれもある』と異例の表現で、記録的な暴風に対して警戒を呼び掛けました」 ところが気象庁の注意喚起も“どこ吹く風”とばかり、台風の夜に森田氏が出席していたのが冒頭の国際会議だったというわけだ。 「日米の国際交流を図る会議で、経済団体や自治体関係者約300人が参加しました。森田知事は夕方から夜にかけて、日米合同常任委員会という会議と米側を歓迎するレセプションに出席しました
むかし小谷野敦さんという愛煙家の作家が『禁煙ファシズムと戦う』という本を出していました。長年のヘビースモーカーであった私は当時タバコをやめて数年経過したところであったため「吸う立場も分かる、禁煙したい側も分かる」という立場で複雑な気持ちで読んだのを思い出します。何だろう、この太平洋戦争直前の日系アメリカ移民の気分。 そんなわけで、厚生労働省が先日、小規模店舗でも禁煙を盛り込んだ、すべての居酒屋などでは死刑宣告のような通達を出していました。いやー、過激でいいですね。これは冬でも青空ビヤガーデン待ったなしの展開なのでしょうか。家族連れで個室居酒屋を利用することもある拙宅山本家としては、同情しつつも本当に実現すればお店選びの選択肢が増えそうな話です。普通に三兄弟を夫婦で連れて銀座ライオンとか行って唐揚げとかローストビーフとかミックスピザとか食べてますからね。酒のつまみ的ですけど、子供たちが好きな
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