2006年07月13日 06:00 【神奈川大学】は7月12日、「相容れないもの」の代名詞としてよく用いられている水と油を混ぜて燃料の燃費向上を目指す「エマルション燃料」の一種で、未来環境対応型の「スーパー・エマルション燃料」を開発したと発表した(【発表リリース、PDF】)。 今回の「スーパー・エマルション燃料」の開発には新技術「三相乳化法」が用いられた。これは本来は混ざりにくい水と油を混ぜることで燃費向上を目指す「エマルション燃料」を作る際に、これまで界面活性剤を用いた乳化法(水と油を混ぜると牛乳のようになることから名づけられた)とは別の活気的な方法。要するに「油と水をきれいに混ぜ合わせ、しかも混ざったままの状態を長時間維持する」技術。 田嶋和夫教授らの研究グループは「水と油を混ぜる際にひまし油を追加することで、ひまし油の微粒子が水と油の分子を結合する役目を果たして均一に混ざる」という、