朝日新聞は『ロスト・ジェネレーション』という連載を正月からやっている。現在の25〜35歳(団塊ジュニア)が該当者である。(Web上には掲載されず) 90年代は「失われた10年」とも称せられるのだが、これはバブル崩壊で「戦後の右肩あがりの成長」が止まりっぱなしという意味であるが、富といえど所詮バブルは急激に膨らんだ付加価値、うわばみ。id:hizzz:20040520#p5 それでは世代論として何が90年代個々人が「喪失」したかといえば、〈個〉に他ならないのでは。 感性の時代などといって個性がもてはやされた80年代に、「ヘタウマ」として個性=感性としてもてはやし消費したのである。それが可能だったのは、ベーシックに「ウマい」部分の蓄積があればこその、お遊びとしての付加価値の余裕の「ヘタウマ」=サブ・カルチャーなのである。ベーシックとはすなわち、ハイ・カルチャー。そうした高等遊民的お遊び=スノッ