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ブックマーク / premium.nikkeibp.co.jp (5)

  • マハティールの嘆きとSNS革命 “イスラム的停滞”と、その理由

    チュニジア、エジプトと来たあと、バーレーン、リビア、ヨルダン、イラク、イランなど、中東のイスラム教国で政治的動揺が収まらない。なぜこう連鎖するのか。そこには1つの大きな共通の要因がありはしないのか。今回はそれを取り上げる。そして、今の動乱の後にはどんなてん末が待っているのか。 これら中東のイスラム各国が共通に抱えている問題は数多くある。政治的参加が大きく制限される独裁・長期政権の存在、石油や天然ガスなどに依存せざるを得ず、ほかには観光くらいしかない産業の幅の狭さ。これに起因する、人口増著しい若者の失業の増大、権力者の周辺の一部の人間のみが豊かになって富を蓄積していること、警察など権力が横暴に振る舞うこと、それなのに、国民の大部分が貧しいという現実――などだ。こうした現象を、われわれ先進国の人間はイスラムの特殊性、イスラムの後進性としばしば見なす。私はこれらを「イスラム的停滞」と呼んでいる。

    smicho
    smicho 2011/03/04
  • bp special ECOマネジメント/コラム - 伊藤洋一の『BRICsの衝撃』 “人口問題”抱えるイスラム世界 エジプトで長期政権が崩れたワケ

    まだまだこの連載におけるベトナムについての考察は続くのだが、チュニジアに続いてエジプトが激しく動揺し、今後もほかのアラブ諸国で同様の問題が起きそうなので、2回ほどお休みをいただいてアラブ諸国の多くが入るイスラム世界、その世界が抱えている根問題である“人口問題の深刻さ”を取り上げようと思う。チュニジアで起きたこと、そしてエジプトで起きつつあることを、きっとより理解できるようになっていただけると思う。 ベトナムの可能性と抱える問題については、また次々回以降に書く。このコラムをタイムリーなものにするためで、ベトナムのその後を期待していた方々にはご勘弁いただきたい。 「読者がこの文章を読む時点で、エジプトの指導者がどうなっているのか、同国が世俗国家を続けているのか、それともイスラム教に基づく政治を行うことになっているのか」が全く予想できないほど、このアラブ世界で1番人口の多い国・エジプト(外務省

    smicho
    smicho 2011/02/04
  • bpspecial ITマネジメント

    ●企業が経営戦略を考える上で、ITは今や必要不可欠なものとなっている。その一方で、IT社会における様々な課題も叫ばれ始めている。特にデジタル情報の流通量は加速度的に増大しており、処理し切れない量に達しているともいえる。例えば、昼夜を問わずやり取りされる電子メールの処理に追われ、疲弊してしまっているビジネスパーソンも多いのではないだろうか。 ●それに対して、脳科学者であり、ソニーコンピュータサイエンス研究所のシニアリサーチャーである茂木健一郎氏は、「ITの成長のシナリオは我々の脳の情報容量が無限であることを前提としたものであるが、実際には脳が受け取り消化できる情報には限界がある」と提言する。 ●現在のIT社会の課題を克服し、真に豊かなIT社会を築き上げていくにはどうしたらよいか。そのためには経営者やCIO(情報統括責任者)はどういったことに考慮してITマネジメントを行い、経営戦略に結び付

  • bp special ECOマネジメント/コラム

    荒々しい、かつ異形の成長経済を推進するなかで、それでは当の中国の人たちは、都市環境の急激な変化、それに空気や河川を汚染する環境破壊を伴った自国の姿をどう考えているのか。この問題に関して、筆者は訪問するたびに中国の人々から非常に興味深い発言を何回も聞いた。思ったのは、「それぞれの国にはそれぞれの国民の置かれた状況、それぞれの考え方がある。自分勝手な理解は現状把握にとってマイナス」というものだ。 中国の人々との対話で最初に衝撃を受けたのは2002年である。変化する上海を取材するテレビ番組で、数日間、急成長を開始した、この川沿いの古い国際都市に滞在して、多くの中国の人に取材した。日ではようやく上海の発展が注目され始める一方で、「古き良き上海が壊されていることは残念。中国の人々もあまりよく思っていないのでは」といった意見もあった時期だ。変わりゆく上海に対して、日ではやっかみ半分に「開発優先の破

  • bp special ECOマネジメント/コラム

    中国とインドに関して、もう、われわれが忘れかけていることがある。それは、この二つの国とも、かつては「社会主義」または「社会主義的」経済思考を経済運営の柱にしていたことだ。中国政治体制は今でも、日など民主主義国家の国民が慣れた自由選挙を許さない社会主義体制であり、この体制を当面続けると言っている。インドは、1990年までは経済政策に社会主義の手法を広範に使っていた。 その「社会主義」と「環境」は、どういう関係にあるのか。今の中国やインドを考えるうえで、一つの重要なポイントだと思う。 「社会主義と環境」を考えるうえで筆者の心のなかに強烈な印象として残っているのは、ベルリンの壁の崩壊直後、1990年の東ドイツだ。ハンブルクから車で移動し、そして当時まだあった東西ドイツの国境を越えて東ドイツに入ったところに、巨大な、山と言っていいような丘を見つけた。しかし、木も生えていない異様な丘なので、「あ

    smicho
    smicho 2007/07/20
    制度の問題じゃない。社会主義のほうが「先進的」だから。
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