1989年(平成元年)に549万人というピークを迎えた高校生の人口は、翌年から減少に転じ、平成の終わり(2018年)には315万人となった。その間に494の公立高校が“廃校”*1になった。 高校が消滅した自治体の数 時を同じくして、1988年のふるさと創生事業から“地方創生”の取組みが始まった。1990年に公立高校が1つある市町村は1,197あったが、平成の間に、245の市町村で公立高校が消滅した。 高校がなくなるとどうなるのだろうか。 今から何かできることがあるのだろうか。 平成の一つの総括と言っていいレポートが出た。できるだけたくさんの人に読んでほしいと思って、これを書いている。分析内容について意見があれば、ぜひ教えていただきたい。 prtimes.jp “廃校”のツケ 地方に行くと、いつも学校のことを聞くようにしている。高校がなくなることの負のインパクトを肌で感じている人は多い。地域