前回は男性作家の描く友人関係について分析してみましたが 今回は逆に女性作家の描く友人関係について考えてみたいと思います。 とはいえ、私自身が男ですので、完全に理解しきっているわけではないのが痛いところですが…… 男性同士の友人関係が主に「腐れ縁」によって構成されているとするならば 一方で女性同士の友人関係というのは「相互承認」によって構成されていると言えるでしょう。 どういうことかというと「わたしたち友達だよね?」「もちろん友達よ」ということで お互いが友達であることを確認することで、友人関係が成立するという構図です。 なので一方が友達であることを承認しないと破綻してしまいやすいんですね。 しかもことあるごとに友達であることを有形無形のかたちで確認しあわないといけません。 男性から見て女性の友人関係のつきあいやなれあいが面倒に思えてしまうのは この友情の相互確認について、男は必要としていな