ブックマーク / negadaikon.hatenadiary.org (2)

  • ある「あとがき」の話 - みちくさのみち(旧)

    歴史は何のために書くのか。この手の質問を人からされたら、私は嫌な顔を隠せとおせないだろう。ただ、昨日のエントリについてそういう疑問が生じたかもしれない…という懸念は、私のなかにもあって、やはり不十分な文章をパブリックな場にあげても傷つくのは私自身だという反省も、自戒も、今ともにある。 研究費の申請や何やらで、研究の意義を語らなければならないということは、個々にある。個々にあるのだけれど、何故お前は歴史を書くのか、という風な問いの形式で出されると、なんだか面と向かって生まれてきた意味を問われているような気が反射的にしてしまう。わからない人には禅問答のようなことを言っている気がするので、もう少し補足する。 あくまで個人的な考えだけれど、その人自身が抱え込んだいかんともしがたいような混み入った事情と、それをもって社会と向き合ったときに出てくる違和感を編成しなおしたのが人文科学の問題意識であって、

    ある「あとがき」の話 - みちくさのみち(旧)
    smtz8
    smtz8 2011/09/26
    『個人的動機というのは、他の人から見れば陳腐でくだらなく~はっきりいうと無意味/この動機だけが、その人でしか明らかにし得ない視点・解釈の仕方を不可分に支えている』あああああ~(←いろいろ思いあたる)
  • 高校日本史と大学の日本史研究のあいだ - みちくさのみち(旧)

    またも同僚との会話で恐縮なのだが、「日史を研究するって具体的にどういうことなんですか。もうあらかたのことはわかっちゃってるんじゃないですか、とくに最近のことは」ということをたまに言われる。 たぶん私だけでなく、歴史学を専攻していた人は、同様の経験をお持ちなのではないかと思う。別に同僚や友人だけでなく、私は親にも言われる。そしてそのたびに「こんなにも理解されていない」というやるせない思いを押し殺しているのではないか。 実際この問題は大学1年生だった私を激しく悩ませた上に、なまじ概論の試験に「大学で歴史学を学ぶということについて私自身未だ明確な答えが出せずにいる」と馬鹿正直に書いて危うく単位を落とされかかる危機を経験しているので、聞かれるたびにこのことを思い出してイラッとする反面、それゆえ誤魔化したくない思いもある。 そんなわけでどこかにこれを簡単に説明したサイトがないものだろうかと探したら

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