テレビ離れが指摘される中、経営的に厳しさを増すテレビの地方局の再編が議論され、地域に密着して生き残りをかける地方局の競争が激しい。 <【前編】「地方局の記者から「TBSの看板キャスター」になった、RSK山陽放送の原憲一会長が語る、テレビ業界「地方局の使命」」>では、地方局の強みを生かして新しい道を切り開き続けているRSK山陽放送の原憲一取締役会長(75)に、テレビ報道という仕事の面白さや、ずっと大切にしていることを聞いた。 本稿では原会長に、地方局の経営にとって重要なもの、そして様々な挑戦への思いを聞く。 局内に能舞台を作ったワケ 岡山に本社があり岡山と香川を放送エリアとするRSK山陽放送は、TBS系列のテレビ・ラジオの兼営局で、1953(昭和28)年に開局してラジオ放送を開始し、5年後には全国7番目としてテレビ放送も開始した。 一昨年には新社屋『RSKイノベイティブ・メディアセンター』が
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