大手インターネット宿泊予約サイト「じゃらんネット」を運営するリクルート(東京)と旅館・ホテル業界がサイトの特典ポイントを巡って対立している。リクルートは来年4月以降、飲食や美容情報サイト「ホットペッパー」のポイントと統合して新制度を導入する方針。業界は「手数料の実質引き上げだ」として反発している。 現在の制度はサイトを通して予約して泊まると、宿泊プランの5%分のポイントが付く。無料宿泊券や料金割引としてポイントを利用できる旅館・ホテルで客がポイントを使うと、その宿泊施設が相当額を負担する仕組みだ。 新制度は、まず付与時に旅館・ホテルがポイント分をリクルートに支払い、客がポイントを使った宿泊施設にリクルートが相当額を払うようにする。割引などポイントを使ったサービスを広げるのがねらいだ。ポイント付与率も2%に引き下げ、一度に最大3万円分まで使えるようにも改める。 これに対し、国際観光旅館