写真1●元従業員が横浜銀行データ不正取得事件で逮捕され、会見する富士通フロンテックの下島文明代表取締役社長 富士通フロンテックは2014年2月5日、横浜銀行を舞台としたカード不正取得事件で元従業員が逮捕されたことを受けて記者会見を開いた。登壇した富士通フロンテックの下島文明 代表取締役社長は、元従業員が起こした事件について陳謝するとともに、事件発覚直後から対策本部を作って捜査に協力してきたこと、捜査が継続していたため発表を控えていたことなどを説明した。 会見では、今回の事件を引き起こした元従業員はATMシステムの開発に精通し、プロジェクト部長としてATMの取引履歴の解析や機器の管理権限を持つ立場にあったことを明らかにした。現在、同社は親会社である富士通と合同で対策本部を作っており、全容解明と再発防止に取り組むとしている。なお元従業員は2013年に懲戒解雇処分を受けている。 会見での一問一答