「今の外務省は外交をするのではなく、戦争の挑発、うそ、憎悪に終始している」。 ロシアによる軍事侵攻から3か月後、こう声明を発表し、20年のキャリアに終止符を打ったロシアの外交官がいます。スイスのジュネーブにあるロシア政府代表部で、参事官として勤務していたボリス・ボンダレフ氏(42)です。これまで外交官として、カンボジアやモンゴルの大使館で勤務。ジュネーブでは非武装化に関する問題に取り組んできたと言います。 これまで取材してきたウクライナ市民や、記事にコメントを寄せてくれた人の中には、「ロシア側の内実を知りたい」という声も少なくありません。 退職からおよそ半年、ボンダレフ氏に取材を申し込んだところ、NHKの単独インタビューに応じ、ロシア外務省の実態を明かしてくれました。 (おはよう日本11月16日放送より)