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ブックマーク / shosetsu-maru.com (2)

  • ニホンゴ「再定義」 第5回「帝国」 | 小説丸

    当連載は、日在住15年の〝職業はドイツ人〟ことマライ・メントラインさんが、日常のなかで気になる言葉を収集する新感覚日語エッセイです。 名詞「帝国」 「帝国」は特にフィクション世界で大人気の単語であり、基的に属性は悪だ。 「帝国」の定義は難しい。万人による万人のための客観的主観性の集大成である Wikipedia はいろいろと問題のある存在だが、この手の事案については絶妙なバランス感覚を見せる。というか、定義にまつわる混迷と葛藤の質が率直に示されていて中々よろしい。政体として皇帝が仕切っていることが必要条件というわけではないよという記述の細かさなどなど、大いに参考になる。要するに、「真面目に調べたり考えたりすると即座に沼るのが確実!」という現場の実態が実によくわかる。 そんなわけで、結局のところ日常の言語空間においては、帝国「そのもの」ではなく「帝国っぽい」サムシングが、思考触媒とし

    ニホンゴ「再定義」 第5回「帝国」 | 小説丸
  • ニホンゴ「再定義」 第3回「ガンダム」 | 小説丸

    当連載は、日在住15年の〝職業はドイツ人〟ことマライ・メントラインさんが、日常のなかで気になる言葉を収集する新感覚日語エッセイです。 名詞「ガンダム」 そう、ガンダムは「日語」だ。しかも単なる固有名詞ではない。おおまかにいえば1990年以降に成人化した日人の「大きな原体験」のひとつであり、絶大な知名度を誇り、私が直接接した日人(文化的サンプルとしてそこにいくぶん偏りがあるのは間違いないが)では、悪く言う人を見たことがない。 そんなこともあって「ガンダム」という単語自体は、ドイツを含む諸外国でもそこそこ認識されている。かのデザイン巨匠シド・ミードが∀ガンダムをデザインしたとかあるし、お台場の実物大ガンダムは「トーキョー観光」の名所として有名だし。 だがそのコンテンツとしての文化的価値と意味を、的確かつ端的に外国人に伝えるのは、実はなかなか難しい。単語の知名度とは裏腹に「ガンダム 海

    ニホンゴ「再定義」 第3回「ガンダム」 | 小説丸
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