はじめに 同人活動の形態としては、本業を持ちながら趣味の範疇で細々と同人活動を行う、というスタイルが多くみられる。かく言う私もその中の一人だ。 ところで、情報産業に勤めながら同人活動を行っている人は少なくない数いると私は考えている。(実際どうかはさておき。) そういう人達にとって、同人活動を行う上での敷居を嵩上げしまくっている要因がある。 それは無論、本業の収入だ。 IT関連のエンジニアはとにかく安月給なのである。 安くかつ長く働かせる(事により残業代で稼いでもらう)というのが我が業界の基本スタンスだ。どうしようもなくクソであるが、それはまぁ今回は置いておく。 そういった人達にとって、設備投資は常に悩みの種。できればしたくはないというのが本音だろう。 その場合、一番困るのが「どうやって『組版(印刷所に提出できる形式の原稿を作成すること)』するか」という事だと思う。 大手(壁サーとかお誕常連
プログラマがあまりやりたがらない作業のひとつとしてドキュメント作成がよく挙げられるかと思います。 〇〇仕様書とか〇〇設計書とか〇〇手順書などの作成作業ですね。 特に成果物がdocxやxlsxのようなプレーンテキストでない場合、次のような理由で気が滅入る方も多いのではないでしょうか。 手慣れた道具(エディタ)を使うことができない 専用のソフトでよくわからない機能が裏で勝手に動いたりしてて気持ち悪い 変更履歴をトラッキングしづらい、差分をマージしづらい Markdownでさくっと書いてそれっぽいものができれば、GitHubのWikiなどにぼちぼち書き溜めておいて最後にコンパイルするみたいなやり方ができるなぁとか、そうすればわざわざドキュメント専用リポジトリを作ったりする必要もないなぁとかモヤモヤしながらいろいろ調査・検討したので以下の4構成でまとめたいと思います。 Pandocについて Pan
pandocでorg-modeのテキストをWordファイル(docx)に変換しています。 議事録などドキュメントをまとめるのはorg-modeの方が楽ですよね。 (さらにdocxをPagesで開いて、PDFにしています) まずはここを参考に、pandocのテンプレートを取り出します。 PanDoc - catch.jp-wiki pandoc --print-default-data-file reference.docx > reference.docx このreference.docxを編集し、見出し1〜見出し5、箇条書き、箇条書き継続行などを修正しました。 内容はHello, World. となっていますが、pandocはスタイルを利用していて内容を無視しているようです。 なので好きな内容に変更して、好きなスタイルを適用するとよいとおもいます。 上記Wikiの受け売りですが、既存のテ
SIerのお仕事で、設計書を書いたりするときに、Microsoft Office Wordのdocxファイルを使うことがあります。 そんな中でも、ドキュメントのフォーマットがある程度自由にできる場合に*1、Wordで直接書くのをやめて、プレーンテキスト(Markdown)で書いて、Pandocというツールでdocxファイルに変換するようにしてみた、という話です。 動機 何故Wordに直接書くのを止めるのか、という話はいくらでも先例がありそうですが、個人的には以下のあたりが大きいです。 Git等のバージョン管理ツールを使うので、差分が取りやすい形式がよい Wordの入力機能が時々お節介でうざったい、いちいち設定で無効化するのも面倒 GUIであちこちクリックしながら入力したくない、Emacs(またはあなたの好きなエディタ)を使いたい Pandocについて Pandoc - About pand
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く