■保利耕輔・衆院憲法審査会長 自民党は憲法改正の草案を発表している。それをやりたいのだが、色々な改正条項があるから、いっぺんに「これでいかがですか」と言っても国民は迷ってしまう。したがって、問題点を一つずつ国民投票にかけていく必要がある。国民投票にかけるには、憲法の規定では衆院で3分の2、参院で3分の2の多数で国民投票にかけないといけない。しかし、これを実行するのは非常に難しい状態だ。憲法改正要件を定める96条を改正することによって一つずつ、国民にお願いして認めていただく。国民投票にというためには96条の改正条項を緩和していく必要がある。そうでなければ、憲法改正は今までできなかったと同じように、未来もできないだろう。(佐賀市での自民党県連大会のあいさつで) 関連記事96条改正「立憲主義の破壊」 学者ら、反対の会結成(5/24)96条「過半数に緩和」明記 自民、参院選公約固まる(5/23)