日本銀行が2日発表したマネタリーベース(市場への資金供給量)は、9月末時点で185兆5551億円となり、過去最高を更新した。8月末から8兆5624億円増えた。過去最高を更新するのは3月から7カ月連続。 マネタリーベースは紙幣などの現金と、銀行など民間金融機関が日銀に預ける当座預金の合計で、日銀から世の中に流すお金の量を示している。当座預金残高も8月末から9兆円近く増えて97兆4126億円となり、過去最高となった。 4月に日銀が始めた金融緩和策では、マネタリーベースを2014年末に270兆円まで増やすことを決めており、日銀が国債を買い入れることなどを通じて増え続けている。 関連記事マネタリーベース176兆円 8月、過去最高また更新9/3マネタリーベース、最高額更新 毎日公表に変更へ8/2日銀の資金供給量、過去最高 前月比13.9兆円増7/2マネタリーベース、過去最高を更新 5月末159兆