もし「勇者ヴォグ・ランバ」に出てくる要素についてもっと知りたいという方がいらしたら、このあたりをおすすめします。 意識の話 哲学的ゾンビとか、意識を記述できるのかとか、意識にまつわるテーマはwikipedia:意識のハード・プロブレムに出てくる用語や人名からたどっていけると思います。 ただこの作品全体は最新科学で意識の本性にせまるというようなテーマではないので、ペインフリーのシステムがらみでない場面では意識はカントの「理性」ぐらいの古典的なイメージで話作りしていました。“認識の主体”程度の意味でしょうかね。 記号うんぬんの話 人間は記号の乗り物と言える、という話はリチャード・ドーキンスによるミーム論(wikipedia:ミーム)ですね。人間は遺伝子の乗り物、とした本「利己的な遺伝子」に、同時に出てきます。 意識は物理世界と記号世界を扱うというくだりは、ロジャー・ペンローズの提唱する概念をネ