松井プロデューサーが『ファイナルファンタジーXI』(以下、『FFXI』)とゆかりのある人物と対談を行うスペシャル企画“プロデューサーセッション -WE DISCUSS VANA’DIEL-”。第1回は『FFXI』初代プロデューサー・田中弘道さんとの対談をお届けしているが、そのラストとなるこのパート4では、田中さんのプロデュース論、そして『FF』シリーズの定義について語っていただいた。 田中弘道 元スクウェア・エニックス(旧スクウェア)のゲームプロデューサーであり、『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親のひとり。開発立ち上げから2012年まで『FFXI』のプロデューサーを務める。現在(2021年)はガンホー・オンライン・エンターテイメントの執行役員開発担当本部長として、ゲームの開発に携わっている。 田中さんが思い描く“プロデュース論”についてお聞かせください。田中さんがプロデューサーと