8月26日から9月7日にかけて、松屋銀座8F大催場で展覧会「追悼 赤塚不二夫展 ~ギャグで駆け抜けた72年~」が開催される。 会場では200点以上の原画が年代順に並べられて展示されるほか、赤塚ゆかりの著名人やマンガ家による、「シェー!」のポーズを決めた写真やイラストを紹介する「『シェー!』の部屋」、赤塚作品のアニメ上映や関連資料を展示する「シアターZONE」などが設置される。 会場全体のデザインは生前赤塚と親交があった祖父江慎が担当。展覧会は松屋銀座での公開終了後、約2年間で全国の百貨店や美術館を巡回する予定となっている。 追悼 赤塚不二夫展 ~ギャグで駆け抜けた72年~ 会期:8月26日(水)~9月7日(月) 開催時間:10:00~20:00(入場は閉場の30分前まで/最終日は17時閉場) 会場:松屋銀座8F大催場 住所:東京都中央区銀座3-6-1 電話番号:03-3567-1211(大
井上雄彦公式サイトに7/10に掲載されたメッセージより http://www.itplanning.co.jp/news.html さて、会期は終了しましたが、「最後のマンガ展」はどうやらここで終わりにはできないように感じています。 「重版」をしなくてはいけないのではないかと・・・。 ここでは「重版」って言ってますがアンコール開催、もしくは巡回展でしょうね。 可能なら関西方面でやっていただきたいところですが、同じか近いサイズの空間を持ってる展示会場あるかなあ? まあとにかく、今回行けなかった方にもチャンスの芽が出て来たかもしれません。 もちろん、全く同じということはありえないのですし、会場は、会期は、展示内容は、と解決しなければならないことが沢山あるでしょうから今すぐにってわけにも行かないでしょうが。 と、これだけじゃなんなんではてなダイアリー内での『初版』の感想を可能な限りピックアップし
4-1 まんが・アニメーション教育の1年次到達目標 まんが・アニメーション専攻における1年次の到達目標として大塚は、(1)方法という視点からの近代まんが史の理解、(2)いわゆる「映像的手法」に基づくまんが演出技術の習得、(3)物語の構造論の援用によるプロット構築技術の習得、(4)同じく物語の構造論に基づくキャラクターと「機能」*1関係の理解、の4点を置く。それらは全て「方法」を構成する理論及びその歴史的展開を理解すると同時に「方法」そのものの実践的習得を目的とする点で1つのカリキュラムを構成する。それ故、その点で「まんが方法論」の名称で統括すべきものだが、「まんが原論」「物語基礎演習」及びそれらに付設した補講によって講義上は構成される。座学として行われる(1)を除き残る三点は課題の反復的学習によって方法を習得するもので、例えば(2)を例にとれば、Владимир Я.Пропп(ウラジミー
マンガの書誌的なことをよく調べるほうなのですが、いつもお世話になってるところ。一次資料である本や雑誌からこれらのデータを作って公開されたかたがたには、いつも感謝しています。ありがとうございます。 ●書籍 これは書店のデータベースを使用することが多いです。アマゾンやビーケーワンも使いますが、いちばんお世話になってるのが「紀伊國屋書店 BookWeb 」。ものによってはかなり過去、1970年代後半の書籍データまであって充実してます。作者の名を打ち込むと年代順にずらっと検索結果が見られてずいぶん便利。 ところが紀伊國屋は最近リニューアルしてしまって、以前はページあたり80件一覧表示してくれてたのですが、今は大きな書影つきで20件しか表示してくれません。使い勝手が悪くなってしまいました(←スミマセン、今も詳細検索から設定すると、ページあたり100件表示できるみたいです)。 新書版マンガ単行本に限り
タイポスは、1970年頃の少女マンガ界でマンガデビューを果たしたんでねぇべかと、今のところ己は思ってゐる*1。 初出誌ば確認してゐないので定かでは無ぇんだども、例へば(1)一条ゆかり「ジルにご用心」で物語の導入ナレーションにタイポスを使ひ*2、(2)一条ゆかり「彼」ではモノローグにタイポスを使ふ*3、といった具合に、1969年の写植文字版発売開始から間もなく、少女マンガ界の中でも先鋭的な存在だったらしい*4『りぼんコミック』掲載作品が、1970年頃からタイポスば試し始めてゐる。 少女マンガの世界ではその後、(3)大島弓子「星にいく汽車」*5で“作者以外の者のココロに響いてゐる状態の詩”の表現にタイポスが使はれたり、(4)一条ゆかり『デザイナー』の前編では単に横書きだった外国語のセリフが後編では横書きでかつタイポスになってゐたり*6、(5)一条ゆかり「エスパー狩り」ではテレビ音声にタイポスを
大学院で「マンガ」の話をする。 日本語と日本の宗教の「辺境性」についてのプレゼンテーションだったのだが、いつのまにか「日本人の脳」の話から、マンガの話になってしまった。 日本語は「漢字とかなを混ぜて書く」言語である。 漢字は表意文字であり、かなは表音文字である。 この二つを脳は並行処理している。 アルファベットは表音文字であるから、欧米語話者はそんな面倒なことはしない。 けれども、そのせいで変わったことが起きる。 表意文字は「図像」であり、表音文字は「音声」であるから、これを記号処理する脳の部位は当然違う。 失読症というのは、脳の疾患によって文字が読めなくなる症状である。 欧米語話者は失読症になると、まったく文字が読めなくなる。 しかるに、日本語話者は二種類の病態をとる。 漢字が読めなくなって、かなだけが読める症状と、かなが読めなくなって、漢字だけが読める症状である。 それから、漢字を読ん
そういえばこの前、仕事で参考にするために写研のフォント見本帳を出版社の人に借りてきたのだが、面白いメモ書きが貼ってあったのでスキャンしてみた。 大雑把に説明すると、写研というのは、印刷用の文字組みシステムを作ってる会社。写植(写真植字)というのはそこが使ってるフォントのこと。DTPの流行で廃れてきてるのだけど、写植のフォントは完全にはデジタル化されてないので、その独特の美しさに魅せられたデザイナーは、わざわざオーダーして使ってしまうのである。具体的にどんな書体かは亮月製作所・書体のはなしを参照。 んで、その写植というのは、マンガの台詞にもよく使われていたわけです。最近はDTPでデジタルフォントで、という流れになってきていると思うけど。 写植というのは、例えばこういう文字(画像は『チャットしましょ』砂倉そーいちより)。マンガの台詞は基本的に、漢字だけ石井太ゴシック体、その他はアンチック体とい
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