これが“世界最古の顔”? 4億1900万年前に生きた魚エンテログナトゥス・プリモルディアリス(Entelognathus primordialis)が現在の中国にあたるシルル紀の海を泳いでいる想像図。 Illustration courtesy Brian Choo “世界最古の顔”が発見された。顔の持ち主は魚だ。最新研究によると、この4億1900万年前の魚の化石は、人類を含む脊椎動物がいつ、どのようにして“顔”を獲得したかを知る手がかりであり、脊椎動物が繁栄する上で重要な特性となった顔のルーツは、従来考えられていたよりはるかに古いことを示唆しているという。「エンテログナトゥス・プリモルディアリス(Entelognathus primordialis)は、現生の硬骨魚類、および人類などの陸生脊椎動物と同じ顎骨をもつ、最も初期の、そして確実に最も原始的な化石魚類の1種だ」と、研究共著者で北京