トヨタ自動車のアメリカ人の常務役員が、国際宅配便の小包で麻薬の成分を含む錠剤を密輸したとして逮捕された事件で、調べに対し常務役員が「ひざの痛みを和らげるために錠剤を輸入した」という趣旨の供述をしていることが分かり、警視庁は詳しいいきさつを調べています。 警視庁は23日、愛知県豊田市のトヨタ自動車の本社や、東京・文京区の東京本社にあるハンプ常務役員のオフィスなど3か所を捜索して調べを進めています。 ハンプ常務役員は逮捕後の調べに対し「麻薬を輸入したとは思っていません」と容疑を否認していましたが、その後の調べに対し、小包が自分宛ての荷物だと認めたうえで、目的について「ひざの痛みを和らげるために錠剤を輸入した」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。 「オキシコドン」は鎮痛剤の成分として医療現場で使用されていますが、依存性があるため規制の対象になっていて、医師が処方する