全国の戦闘機部隊や「ミサイル防衛」網を指揮する航空自衛隊の航空総隊司令部が26日、府中基地(東京都府中市)から米空軍横田基地(東京都福生市など)に移転し、正式に運用を開始しました。 2006年5月の在日米軍再編合意に基づくもので、横田基地に置かれる第5空軍司令部との一体化が目的です。12年度には陸上自衛隊の中央即応集団司令部も、米陸軍第1軍団前方司令部が置かれるキャンプ座間(神奈川県)に移転。日米の司令部レベルでの融合・一体化が新たな段階に入ります。 福生市など周辺自治体は、基地機能の強化につながるとして、懸念を示しています。 横田基地には約760人が移転。内訳は(1)航空総隊司令部220人(2)作戦情報隊120人(3)防空指揮群380人(4)気象・警務隊など40人―となっています。総工費は約600億円です。(表) 航空総隊司令部庁舎の地下には、空自と米軍が一堂に会する「共同統合運用調整所
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