2017.3.27 13:20 原子番号113番の元素「ニホニウム」を発見した理化学研究所のチームが、119、120番の 新元素の合成に向けた実験を開始したことが分かった。代表の森田浩介グループディレクター(九州大教授)が明らかにした。 森田氏は新しい実験について「これまでの延長線上にあるが、さらに難しい仕事になると思うので、淡々とやらなければならないと思っている」と語った。 ニホニウムはエネルギーが比較的低い核融合反応を使って合成したが、119番以降は露米などが先行してきたエネルギーの高い反応に変更しないと作れない。 「原子番号が大きくなるにつれて合成できる確率がどんどん減り、そこに難しさがある」という。 実験に使用する加速器は今夏、性能を向上させる改修工事に入るため、実験は数年間中断する。それまでの間に「いくつか準備的なデータを積み上げる作業を行う」としている。 元素は118番まで見つ