大津地裁で10月26〜29日に行われた滋賀県初の裁判員裁判で、裁判員に選ばれた大津市内の男性(65)が、11月に行われる県内2例目と3例目の裁判員裁判でも選任手続きの呼び出し状を受け取っていたことが31日、わかった。3回連続で呼び出し状を受け取る確率は単純計算で6万4千分の1で、男性は「よく当たるもんやなと思った」と話している。 男性によると、10月初めに2、3通目の呼び出し状が自宅に届いた。 地裁は裁判員候補者名簿に記された約3600人の中から、事件ごとに約90人をパソコンの抽選で選び、呼び出し状を送る。裁判員制度では、選任手続きで外れた人と裁判員を一度務めた人は同じ年に候補者に選ばれることはなく、呼び出し状は取り消しの手続きが取られた。 また、男性によると、選任手続きの際に地裁の担当者が「候補者の中にもう1人、3通届いた人がいた」と話していたという。 【関連記事】 ・ 裁判員