学生時代のみならず、社会人になってからであっても、「もっと頭がよければ…」と思わされる機会は少なくないものです。しかし、本をたくさん読むとか、なんらかの問題に取り組むとか、インプットする時間を増やすことで頭をよくしようとするとしたら、相応の時間が必要になってくるのも事実。 しかし、時間に制限がある人でも頭をよくする方法があると主張するのは、『頭がよくなる眠り方』(菅原洋平著、あさ出版)の著者。睡眠に関する多くの著作を持つ作業療法士、いわばリハビリテーションの専門家です。 そのキーワードこそが、本書のテーマとする「睡眠」なのです。(中略)毎日の眠り方をちょっとだけ工夫すれば、無理に時間をつくったりしなくても、記憶力を高めたり、思考力を上げることが実際に可能なのです。 なぜそんなことが可能なのかといえば、寝ている間に私たちの脳は学習し、成長しているからです。この脳の機能を有効に活用して、頭をよ