「天文学的な数字」などと表現されるように、天文学ではとても大きな数字を扱います。それは天体の数(「星の数ほどある」とも言いますね)であったり天体までの距離であったりします。ここでは天体までの距離について考えてみましょう。 天体までの距離はあまりにも遠いので、日常生活で使う単位(たとえば ㎞)では何桁もの数字になってしまいます。そこで天文学では新たな別の単位を使うことがよくあります。それが「光年」、「パーセク」、「天文単位」です。 なかでも「光年」はもっともよく知られており、天文学の基本単位と言って良いでしょう。「光年」とは光が1年間に進む距離のことです。しかし「光が1年間に進む距離」と言われても、なかなか実感がわかないと思います。そこで光子(光の粒)になったつもりで太陽から天の川銀河の端まで冒頭の動画で旅してみましょう。 以下では動画に沿ってkmに換算した数字も書いてみました。「天文学的な
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