カメキチの目 (11月5日から長く書いた、『平成史講義』の本で紹介があった吉岡忍さん 《ルポライター》の『M世界の憂鬱な、先端』という本を読んだ。 宮﨑勤による連続少女誘拐殺人事件、神戸A少年事件を取材されたもの。 じつにていねいに書かれており、事件の残忍さゆえに途中でなんども読むのを やめようと思ったけれど、著者の「この事件のことをきちんと書き残して おかなければ…」というような強烈な執念を感じ、543ページもある大著だったが 読みとおした《私にはこんな分厚い本は初めてだった》。 たくさん付箋を貼るところがあった。 読んでほんとうによかった。 長くなるけれど、書きたい。 宮﨑事件は1988《昭和63》年から1989《平成元》年にかけて、 神戸A少年事件は1997《平成9》年に起きている。 私は当時は働き盛り。仕事が忙しかったこともあり、両事件とも詳しくは 知らなかった。 知るのは、せいぜ
![2019.12.20 『M世界の憂鬱な、先端』 - カメキチの目](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f8df86a5388caea5ceac62ec848ffe13637cf3d0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fk%2Fkame710%2F20171029%2F20171029114701.jpg)