サイバー大学教授で、コンピュータソフトウェア協会専務理事も務める前川徹氏 30日、SaaS/ASP事業者のサービス連携を推進する「SOABEX研究会」の定例会が都内で開催され、元通商産業省(現経済産業省)情報政策企画室長、現在、サイバー大学教授で、コンピュータソフトウェア協会専務理事も務める前川徹氏が「SaaSの未来を考える - SaaSビジネスの成否を決めるものは何か -」題して、基調講演を行った。 SaaSへの不安は、普及とともに解消する 前川氏は、SaaSに関するアンケート調査では、SaaSへの不安点として、情報漏えい、ネットワーク障害があると使えなくなる点などがよく挙げられるが、コンピュータソフトウェア協会が行った、従業員300以上の企業で、SaaSをある程度理解している人だけを対象にしたアンケート調査では、6割の人が「信頼できるベンダーであれば、自社でデータを持つよりSaaSを利