タクシー業界最大手・日本交通の若社長がドライバー体験を志願。激動する現場を、経営者自らの新人体験を通して描いた異色の日誌 担当編集者より 創業80年、売上高日本一、桜にNのマークでおなじみのタクシー会社・日本交通の創業家3代目社長・川鍋一朗氏(37歳)が、昨年末、突如、宣言。大晦日から1カ月間、東京で乗務に挑んだ。慶応大学卒業後、海外留学でMBAを取得、借金で火の車だった経営を立て直すなど、辣腕経営者として注目され、“タクシー・プリンス”とも呼ばれている彼だが、最大の弱点は「道をよく知らないこと」。案の定、現場ではドタバタ冷汗の連続で……。若社長は激務にどう立ち向かい、そこから何を学んだのか。笑いあり、涙あり、出会いありの奮闘の記録を、日頃、タクシーを利用するすべての人々に捧げます。(MM)