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ブックマーク / taknakayama.hatenablog.com (4)

  • 中国のプラグマティズム - 横浜逍遙亭

    昨日の、オリンピックの話の続き。テレビ中継で見る限り、中国のオリンピックに現地色が薄く見えるという話の続きである。 僕が思ったのは、中国はプラグマティックな国、目的のためにはとことん手段を使いまくる国だなということだ。事情に疎い素人が想像でものを言っているだけなので、どこまで当たっているかはまるで確証はないが、思うにあれだけ洗練され、先端的な大会をデザインし、かつスムーズに運営しているとなれば、欧米の資、こうしたイベントの開催の手練れがかなり深くまで参画しているはずだ。「Take Me to The Ball Game」は普遍の裂け目からアメリカが透けて見えている例だが、たぶんそういうことだろうと思う。 そうだとしたら、これは日との比較においてまったく異なる思想が実学の中で活きている例だと言うべきだろう。日はそんな風に外国資をうまく使うことができない。何故なら常に大きなコミュニケー

    中国のプラグマティズム - 横浜逍遙亭
  • よくあることではあるけれど - 横浜逍遙亭

    昨日、梅田さんのエントリーに対して品のないコメントがたくさん寄せられていると憤慨する文章を書いたら、fuzzyさん(id:fuzzy2)から次のようなコメントを頂いた。 何事かと思って梅田さんの日記のはてブを見ましたが、はてブではよくあるふつうの出来事にすぎないと思います。はてブのなかで特にひどい状況ということはないでしょう、これは。 そして「あの中にある有用なコメントだけ拾い読みすればOKです :-)」という身の処し方をすればいいのだというアドバイスも加えて頂いた。「郷に入っては郷に従え」の精神である。 なるほどねとは思う。fuzzyさんは電脳空間で過ごしてきた時間が長い方なので、こうした状況分析と割り切りをさっとできる能力を身につけているのだと思う。ただ、このブログをご覧頂いている方にはお分かりのように、僕はこの辺りに関してはまったくの旧人類で、2チャンネルや、今回のはてブのネガティブ

    よくあることではあるけれど - 横浜逍遙亭
  • なべて世はこともなし - 横浜逍遙亭

    梅田さんのエントリーのコメント欄、はてなブックマークが普通ではないことに一昨日やっと気がついた。僕自身は「これって同僚のK君が絶対に読んだ方が良いと力説していた『新潮』のやつだな。梅田さんは今回はとくに力が入っているな」と数日前に☆をつけたはずだったのだが、とんでもない数のブックマークがついていることにはそのときにはまるで気がつかなかった。 水村さんのは読んでいないので、それについては今日はコメントすることはできない。そのうち読んでみたいとは思っている。それにしても「はてブ」には、明らかに梅田さんが取り上げている水村作品を読んでいないと思われる人たちからの批判めいた品のない言辞が書き連ねられている。これはいったいどうしたことだろう。何がそうさせるのか。 それらの批判のほとんどは、端的に言って、水村批判ではなく梅田批判の色合いが強いように見える。僕の周囲にも、あからさまにではなくても、梅田

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  • 「No」と言えない文化 - 横浜逍遙亭

    今の勤め先に来て強く感じるのは、「No」を言わない文化の存在だ。マックス・ウェーバーのいうところの官僚的組織では成員が「No」を言わずに全員が粛々と仕事にかからないと組織が維持できない。だから、こういうのは上意下達を基的な仕組みとする大きな組織では当たり前。おそらく典型的、標準的な日の大企業なのかもしれないと想像するのだが、いままで小さな組織でわがままを言ってきた人間にとっては、この基原理は辛く感じられることが多い。 以前の勤め先では、調査の仕事を個人で取ってきて、あるいは会社が請け負ってきた仕事に割り当てられて、それらの委託仕事を同時並行でこなすのが仕事のスタイルだった。一人ないし数人の単位で仕事は進むので、自分自身が裁量をする範囲は小さくない。やりたくない仕事はやらない、上司の嫌な命令、クライアントの分かっちゃいない指示は聞かないということを平気で(というのは少し言いすぎだと

    「No」と言えない文化 - 横浜逍遙亭
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