私がマーケティング会社にいた頃に学んだことの中で「コミュニケーションの主導権は受け手にある」は重要な学びだった。 言うまでもなく、コミュニケーションが成立するには「送り手」の他に、それを受け取る「受け手」の存在が欠かせない。 しかし、ただ受け手がいるだけでは成立するわけもなく、送り手が送ったものを受け手に受け取ってもらう必要がある。 そうして初めて成立するのがコミュニケーションというものだ。 「コミュニケーションとはキャッチボールのようなもの」と喩える人が少なくないのはこうしたことからだろう。 さらに、コミュニケーションの成立とは「伝える」ではなく「伝わる」ことだ、と説明する人も多い。 「伝える」という概念には送り手しか存在しない。 伝えるのは誰にでも、例えば、小さい子供にもできることで、話せばいいし、書けばいいし、見せればいい。 つまり「伝える」というのは極めてイージーなことなのだ。 し
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