ヒューマンロボットインタラクション、ハプティックインタフェース、認知心理学・脳科学、心の哲学・倫理学から、地域活性化、イノベーション教育学、創造学、幸福学まで幅広い研究で知られる「前野隆司さん(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科教授)」の著書である。 本書で「感動のSTAR分析」という分析手法が紹介されているのだ。 ざっくりと言ってしまうと「感動することには、こういう要素が含まれていますよね」というもの。 分析の切り口は4つに分類され、頭文字を並べると「STAR」になることから「STAR分析」という名が付いている。 以下がそのフレームワークである。 1. Sense(美、味、匂い、触、心地よさなど、五感を感じた感動) 2. Think(頭で考えて「知見の拡大」に感動) 3. Act(動きや変化による「体験の拡大」への感動) 4. Relate(人や物へのつなが