世の中の争いはいつになっても絶えることがない。 それをニュースで知って、不安と恐怖を完全に払拭することができない自分を時々認識することになってしまう。 そんな時に浮かんでくるのが「我々人間とは何者なのか?」という疑問だ。 この疑問に対して私が今納得できている回答というのは、 「種は生きながらえるために適応している」 というものだ。 このことは以前の記事、『すべては生きながらえるため』 にも書いたのだが、争うのも協力するのもどちらも生きながらえるための環境適応の一環なのだ、と言い聞かせることで心が穏やかになるものだ。 人間は環境に適応するから環境によって変化し、よって、人間がどこに棲んでいるかが大きく影響するものである。 そういう意味で、地政学的な見方にも興味が湧くようになった。 最近、この見方を更に強固にしてもらえる本を紹介いただいた。 善と悪のパラドックス ーヒトの進化と〈自己家畜化〉の
![人間の「自己家畜化」という環境適応から導き出した、面倒くさがり屋に都合のいい結論。RANGER](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0b99c2d13b356086c0b28110ea99801812a03519/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Franger.blog%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F11%2Fself-domestication.jpg)