世界的な生涯スポーツの祭典「ワールドマスターズゲームズ」(WMG)の2021年の開催地を関西に招致することについて、大阪市の橋下徹市長は7日、「何億円も払って誘致するものではない」と疑問視した。市役所で記者団の取材に答えた。 大阪府や大阪市を除く関西広域連合の自治体や関西の経済団体が招致準備を進め、WMGを主催する国際マスターズゲームズ協会の視察団が来日している。 橋下市長は「ひとつの県や市に(競技会場を)集中させるなら意味があるが、関西各地に分散させると意味がない」と指摘。「誘致したからって、オリンピックのようにインフラ整備が進むわけがない」と述べた。 WMGは4年ごとに開催される中高年対象の国際スポーツ大会。招致が実現すれば、アジアで初開催となるが、韓国やシンガポールなども名乗りを上げている。